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1 ほめてあげてくださいね!

すごい! と思ったら、やっぱり全身でほめてあげることが大切ですね。 ほめられると子供って、目の輝きが違ってきますよね。嬉しいという気持ちが、もっとできるかも! というプラス思考ややる気の芽をぐんぐん伸ばすんです。
「お声をいーっぱいかけてあげてくださいねー!」 「わぁ、上手だねえぇ、すごいすごいっ」
− 長 崎 宏 子 −
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2 言葉には力がある

言葉は生きています。「お前はバカだね」とか「お前はダメな子ね」などとしょっちゅう言っていますと、子どもの心にその言葉がきざみつけられて、ほんとうにそうなるのです。言葉には力があるのです。 子どもに内在する芽を伸ばすように「あなたは出来る」
「あなたは素晴しい」という言葉で、子どもの心に悦びの種を植えましょう。 自信と劣等感の別れ道です。
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3 後片付けは大切ですよ

自分が遊んだあと散らかしぱなっしにして、片付けないような子は、自分だけのことしか考えない利己主義の生活の稽古をしているようなものです。幼い時に習慣がつかないと大きくなってからはますますだらしなくなります。
後片付けの習慣は早ければ早いだけ楽です。しかって片付けさせたらダメです。 「上手にかたずけたわねェ」。母が喜ぶと子どもはうれしいものです。 自分の代わりに他の人がピアノの練習をしても、本人はひとつも上達しません。
自分でやるから自分の力や進歩になるのです。後片付けは大切な教育なのです。
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4 教えは興味の刹那をとらえる

子どもがあることに興味をもって聞いてきた時に、「今忙しいからあとでね」とやることはダメです。子どもは興味のあることにしか関心を持ちませんし、また興味のあることしか憶えません。
子どもの心は移ろいやすいのです。今興味を持っていることでも、他の事に関心が移れば、もう忘れてしまいます。 子どもが興味を持っているときには、子どものいのちが内部から動き出しているのです。
その刹那、刹那に教えると、子どもの心にストンと入ります。子どもの心が興味を持って動き出さないときに教えるのが詰め込み教育なのです。子どもは疲れます。
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5 子供は親を真似る

子供は親をよく見ていて自然と真似をしています。時にはこちらが恥ずかしくなるくらい、夫婦喧嘩の口調まで真似したりします。子供が親を真似るのは言葉や動作だけではありません。
目には見えないところの心の姿まで真似をしています。 お父さんが女性の性的なことに異常に関心を持っていますと、娘は無意識的に父の関心のあるタイプの女性を模倣します。
渋谷あたりをミニスカートで男の関心を買うことに夢中になってかっ歩している女の子は、父の心の姿を模倣しているとも言えるのです。 本当に子供を善くしたいと思う親は、親自身の心の姿を
良くするように心がけねばなりません。 子供の食べ物の好き嫌いだって、親が好き嫌いのある生活、わがままな生活をしているのを模倣しているのかも知れません。それほど子供と親は心の中で
密接に関わり合っています。 子供にばかり小言を言って、それで子供を善くしようとしても、なかなか治らないのは親が変わらないからです。
言葉で小言を言わないで、親が生活で示し、親自身の心をよくするように心がければ、子供はその親を模倣して善くなります。
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6 いい子は幸せにならない

私がやっている話し方教室にはいい人が多いのですが、その人たちの悩みは自己主張が苦手ということなのです。いい人は当然子供の頃はいい子だったのです。問題なのはいい子というのは親や大人から見てのいい子であって、
子どもの立場から見れば、親や周りの大人に気を使っていい子をしている場合なのです。 こうしたいい子は大人になってからも、人の気持ちに合わせた会話や話し方をするようになり、人間関係で疲れやすいのです。
幸せな人は子どもの頃から、のびのびと誰にも気兼ねなく自由に振舞えた人です。ところが大人から見るとこういう子はわがままな子に映るんです。いきおいしかって大人から見たいい子に育てようとします。
子どもが叱られて善い行いをしましても、本当の善い行いをしたことにはなりません。自由な意思ではなくやむをえず行っていますから、行いは正しくても機械的な行為にすぎないのです。叱ってさせた善い行いは大人の
自己満足にすぎません。 「えらいわねェ」「できるのねェ」とほめて、子どもが喜んで善き行いをするようにもっていきましょう。
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7 子どもをしかる時

子どもを叱るとき、親が興奮してイラ立ちすごい顔つきや語調で話すと、言葉は道理を話していても子どもの心には届きません。何が間違っているのかを理解するより先に不安や恐れで心が萎縮します。逆に反抗心を高めてしまうことだってあります。
「あなたのような人は人間のクズだ」「どうしてそんなバカなことをするのよ」と言って話したのでは教育になりません。相手を軽蔑して正しいところへ導こうとしてもダメです。 子どもに宿る人格を認めて話すことが大切です。
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8 子供の善を掘り出しましょう

愛情のある優しい言葉、善いところを見つけて褒める言葉には、子供の能力を開花させる力があります。
親の心が豊かになれば、子供の善いところが見えてきます。愛のある態度や言葉で褒められれば、子供はその方向に喜んで伸びていくものなんですよ。 安心して、のびのびと自由な気持ちになった時、意欲や積極性を持った子供の本来の姿が
現われ、天分は発揮されるんです。
− 鎌 稲蔵 (ピアノ教室主宰 元中学校校長) −
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9 子どもそれぞれの個性

バラの花とすみれの花とどちらが美しいでしょうか。バラにはバラの良さがあり、すみれにはすみれの良さがあり、どちらにもそれぞれの美しさがあります。人間にも皆個性があり、それぞれ違いがあります。 子どもを育てるのに、自分の尺度でもって、
「こういう人になってね」とか「子どもはこうあるべきだ」などという一つの尺度でもって、その尺度に違うものは悪いと考え、「お前は悪い悪い」と非難していますと、その子どもは「自分は悪い子だ」という観念を植えつけられて、ほんとうに劣等感の強い子に
なってしまいます。 個性が違うところに価値があります。いろんな尺度で子どもを観て育てることが大切です。
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10 人から喜ばれて成長

人にとって最もよくないのは、自分ひとりだけわがままをやることです。 子どもは放っておきますと、自分勝手なわがままをやりだします。こうならないように育てるには、人から喜ばれるような行いをするように仕向けてあげればいいのです。
人から喜ばれると、自然に自分もうれしくなるものです。 ですから子どもがいいことをした時に、「エラいわねェ」「お母さん、助かるワー」「感心しちゃった!」と喜んであげるのです。 子どもは人から喜ばれる体験すると、わがままからは得られない歓びを知り正しく成長します。
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