人には話すという能力にさまざまな違いがあります。中には人との交流に差し障りが出るほどに自分の話し方に悩んでいる方もいます。内気な性格であるとか、対人関係が苦手であるとか、あるいは幼児の頃の抑圧要因などそれぞれに原因があると思います。

話してみると話せるのに、苦手だと思っている人は自信をつけるきっかけさえつかめば苦手意識は解消します。
問題なのは、自分の思いや考えを言葉として出す時に差し障りのある人です。言いたいのだけどうまく言葉として出てこないとか、話すことそのものに躊躇してしまう人たちです。
こうした人たちは、幼児期や成長期に話し方へのプレッシャーがかかったのかも知れません。親や先生などから「そんな言い方はないでしょう」「変な言い方ね」「あなたは話が下手ね」などという言葉をあびせられたりすると、コンプレックスを持つようになり、話し方に支障をきたすようになります。
大切なのは「自分はもともとこういう人間なのだ」と思い込まないことです。思い込みは状態を固定します。精神的ストレスから起こっている症状だくらいに考えたらどうでしょう。親しい人と会話をして話す練習を重ね、自信をつけていく必要があります。
慣れない人が外国語を話すときには、頭の中で言いたいことを組み立ててから話そうとして、
会話がスムースにいかないと聞きます。
言いたいことと話す行為を同時に行う、これが会話です。たぶん、言葉を出すときに支障を感じている人は、「言いたいことをちゃんとまとめなきゃ」とか「こんなことを言っていいのかな」などの余計な思いが働いているのかも知れません。
何かを話そうと思ったら、まずどんな言葉でもいいですから口に出してしまうのです。そしてかってに言葉を続けていくのです。
人の能力は使わないから出てこないのです。使えば能力は出てきます。DJのアナウンサーを見て下さい。ひっきりなしに話し続けています。あれも必要に迫られた結果の能力です。
失敗を恐れないことです。人は努力相応の結果を得ます。わずかの間の失敗で、自分が向上していくのです。人前での話し方を学ぶのもいい訓練になります。