
コミュニケーションにおいて最も失敗を招くのは、衝動的に感情をぶつけたり吐き出したりした時です。そうした感情に出会うと、コミュニケーションは壊れ、双方に傷を残します。私にもその傾向があったからよくわかるのですが、そうした傾向を持つ人は、心に弱さと傷を抱えているのです。
表に現われた怒りは、その場の
やりとりが全てではなく、隠された心の傷や自己防衛やメッセージが表出している場合もあるのです。
こうした傾向の人は自分の内面に向き合う必要があります。
「カッとなるのは自分の性格だから仕方がない」と思い勝ちですが、決してそうではありません。自分が生きてきた人生のなかで、父や母、兄弟、先生、友人
などの人間関係や環境によって積み上げてきた一つの強い傾向なのです。
ガミガミ言う親に育てられたりしますと、その反動を外へ吐き出したりするためにカッとなったり、あるいは自分の弱さを隠そうとして大きな怒鳴り声や怒りで取り繕ったりするのです。また人からバカにされまいとする自己防衛の手段でもあったりします。
こうした自分の内面を見つめ、自分自身の心の傷やコンプレックスに取り組む必要があります。隠されたままのものは、なかなか消えにくいのですが、認められたもの(つらさや惨めさなど)はやがて消えていきます。そして隠されていた思いや感情を誰かに話したり、文字として表現することも
必要です。
気長に取り組めば必ず自分を変えることが出来ます。根本は愛の不足から来ている性向ですので、まわりの人の支えが不可欠です。