充実した人生のために

心のかよう話し方

ホーム | ステップ 1〜3 | ステップ 4〜6 | ステップ 7〜10 | 日常の話し方T | 日常の話し方U | 日常の話し方V | 日常の話し方W
日常の話し方X | 日常の話し方Z | 母と子の会話1 | 母と子の会話2 | 母と子の会話3 |

日常の話し方 Y


26 男女間の会話

27 すぐカッとなる話し方

28 会話、人間関係への影響

29 会話をこわすのは『私の話』

30 会話で疲れる話し方

戻る  次へ

26男女間の会話
ここでは親しい間柄の男女、恋人とか夫婦間の会話について述べてみます。親しい男女間で肉体的関係を持つと、二人の間には深い関わりが出来、人間関係が堅固なものになったと思いがちですが、決してそうではありません。
心の結びつきが出来てこそ確固とした間柄になります。 心の結びつきが出来上がるのはそう容易ではありません。結婚生活を何年も経ていながら、いまだにあの人が何を考えているのかわからないという夫婦もいます。また心がはなればなれになり、ほとんど会話のない夫婦だってあります。

会話があるから二人の間は安心できる間柄とも一概に言えません。 確かに頻繁に会話を交わせられれば比較的に親密な関係とは言えますが、恋人として、夫婦として深い繋がりを持つためには、どうしてもお互いに心を開く間柄になる必要があります。
心を開いた時に心の交流が始まります。恋人や夫婦ともなると、その心の交流の深さが大切です。心の奥深くの傷ついている部分、 自分の弱点の部分までさらけだせる覚悟が必要です。二人の間に横たわる心の壁を乗り越え、相手のありのままを受け入れることが出来なければ、本当の確固たる関係にはなりません。「こんな自分を見せたら相手は私から離れるかも知れない」と心のどこかに構えがあると、二人の間には無理が生じます。

その人の欠点として現われている、その人の人生で体験してきたところのマイナスの部分をも理解し、受け入れることが出来れば二人は深い絆で結ばれます。それにはありのままの自分を語り、良きにつけ悪しきことにつけ素直な自分の気持を伝える会話がとても大切です。

【page topへ】

27すぐカッとなる話し方
コミュニケーションにおいて最も失敗を招くのは、衝動的に感情をぶつけたり吐き出したりした時です。そうした感情に出会うと、コミュニケーションは壊れ、双方に傷を残します。私にもその傾向があったからよくわかるのですが、そうした傾向を持つ人は、心に弱さと傷を抱えているのです。
表に現われた怒りは、その場の やりとりが全てではなく、隠された心の傷や自己防衛やメッセージが表出している場合もあるのです。

こうした傾向の人は自分の内面に向き合う必要があります。「カッとなるのは自分の性格だから仕方がない」と思い勝ちですが、決してそうではありません。自分が生きてきた人生のなかで、父や母、兄弟、先生、友人 などの人間関係や環境によって積み上げてきた一つの強い傾向なのです。

ガミガミ言う親に育てられたりしますと、その反動を外へ吐き出したりするためにカッとなったり、あるいは自分の弱さを隠そうとして大きな怒鳴り声や怒りで取り繕ったりするのです。また人からバカにされまいとする自己防衛の手段でもあったりします。

こうした自分の内面を見つめ、自分自身の心の傷やコンプレックスに取り組む必要があります。隠されたままのものは、なかなか消えにくいのですが、認められたもの(つらさや惨めさなど)はやがて消えていきます。そして隠されていた思いや感情を誰かに話したり、文字として表現することも 必要です。
気長に取り組めば必ず自分を変えることが出来ます。根本は愛の不足から来ている性向ですので、まわりの人の支えが不可欠です。

【page topへ】

28会話、人間関係への影響
会話の仕方は相手との人間関係に思っている以上の影響を与えています。例えばいつも相手の気持に合わせた会話をしていますと、その人との人間関係は疲れますし、表面的な言葉のやり取りで終ります。
お互いの心が深く交流し、親密な人間関係を作っていくためには、どうしても素直な本当の自分の気持や考えを伝える必要があります。

自分の感情や考えを相手に伝えるのにとても大切な働きをするのは「ノー」という言葉です。人との関わりにおいて「ノー」と言うのは、確かに言いにくいものです。そのためにまわりくどい言い方をしたり、態度でそれとなくわからせようとしたりします。「ノー」という表現の仕方が曖昧になるのです。時には本心ではノーでありながら、仕方なし に「イエス」と受ける場合もあります。「ノー」がはっきり言えないと「イエス」もはっきりしないで曖昧になってきます。こうした会話の仕方ですと、その人への理解も曖昧となり、心のつながりも曖昧となります。

「ノー」が遠慮せずに言えるようになった時、二人の関係は本物になっていきます。 とりわけ恋人や夫婦といったかけがえのない関係では、「ノー」という自分の本当の気持を伝え合うことが出来なければ、どこかに無理のある関係となり、二人の間に葛藤が生じてきます。

よけいな摩擦を避けるために、つい「イエス」と言ってしまう私たちですが、大切な人との人間関係では、辛い「ノー」を言えることが長く理解しあっていくためにとても重要なのです。 本当の気持や思いを伝え合う間柄になった時、二人の間には大きなパワーが生まれます。

【page topへ】

29会話をこわすのは『私の話』
会話は多種多様ですから良し悪しの一定のパターンを決めるのは間違っていますが、会話をつまらなくしたり、楽しい雰囲気を壊したりする会話には一つの傾向があります。
よくあるパターンは人がある話をしていると、その話をとって「自分もこうこうだった」と自分のことを話し出す人がいます。本人は夢中になって話していますから気がつきませんが、話を取られた方は「何、この人」と苛立たしい気持になったりします。

人の話を取らないまでも、いつも「自分の話」ばかりする人がいますが、これは会話の場の雰囲気を壊します。もちろん自分の体験や考えなど必要に応じて語らねばなりませんが、自分の話には節度が求められます。
会話はともに楽しく快適であることが理想です。 時には「あなたの話」を聞いて、相手を楽しませてあげる心遣いも必要です。相手の人が自分の話に乗りすぎてもこまりますが。

会話は「私の話」ではなく「私たちの話」を心がけるべきです。人は共にした行動を語るときが一番楽しいものです。 そして共通の話題がその場を盛りたてます。会話も習慣的に行うのではなく、自分磨きの場ととらえると、また違った会話の味わいが楽しめます。

【page topへ】

30会話で疲れる話し方
ここでは会話において自分の気持や考えを犠牲にする場合について考えてみます。常にいつでも自分の思いや考え、気持を相手に素直に伝えられれば何の問題もないのですが、時にはそうした素直な話し方を妨げる場合があります。

会話においては自分の思いや考え、気持を犠牲にして、相手の考えや気持に合わせることも往々にしてあります。その会話においての犠牲は二種類あります。
一つは、習慣的に行っている『相手の気持に合わせる会話』です。人間関係に波風を立てたくない気遣いから、自分の言いたいことをあまり言わないようにしていたり、あるいは子どもの頃から『いい子』でいるために、まわりの人たちの気持に合わせて生きてきた自己犠牲もあります。

こうした相手を喜ばせたり、なだめたり、調子を合わせたりする犠牲は『神経症的な犠牲』であり、 相手への服従でもあります。決してよくありません。会話そのものが楽しくありませんし、人づき合いにも疲れます。人と話すだけで疲れるという人は、この『神経症的な犠牲』の話し方をする人です。自分の心の働きをよく見つめ、心のあり方を認める必要があります。ほとんどの場合、習慣的、無意識的に行っていますので、自分の会話の仕方に問題があることすら気づいていないのです。

しかし、自分の気持や考え思いを犠牲にすることが一概にダメとは言えません。会話の相手が傷ついている人であったり、成長期の人であったりする場合など、その人のためになるとか、また大きな善のために自分を犠牲にすることはとても大切なことです。これを『意識的な犠牲』と言います。私たちはこの『意識的な犠牲』と『神経症的な犠牲』をはっきりと別けた話し方を心がけることが大切です。
ホームへ
ステップ 1〜3

1 心の交流のしかた

2 聞いてあげようという決意

3 基本的な聞き方

ステップ 4〜6

4 アイコンタクト&スマイル

5 プラスαの会話

6 会話の共通項さがし

ステップ 7〜10

7 ことばのモンタージュ

8 気持のいい会話

9 安心感を与える会話

10 心の扉を開ける

日常の話し方T
1 自己開示メッセージ
2 家族なのに話がかみあわない
3 思い込みからの解放
4 もっともイヤな会話の相手
5 心の感性と会話
日常の話し方U
6 人の気持に合わせた話し方
7 自分の弱点を語る
8 評価されたい人の話し方
9 幼児環境による会話の違い
10 心にひびく美しさ
日常の話し方V
11 コミュニケーション力の違い
12 夫婦の会話
13 話下手と思っている人へ
14 会話の仕方で作る人との距離
15 心にもないことを言う・その結果
日常の話し方W
16 モテる話し方
17 会話に大切な奥ゆかしさ
18 話し方はその人のパワーです
19 話し下手だと友達ができない?
20 友が去る会話の仕方 1
日常の話し方X
21 友が去る会話の仕方 2
22 人は会話を通して自分を知る
23 話し方・会話の上達法
24 気をつけたい反問の語調
25 メールに乗った感情
日常の話し方Y
26 男女間の会話
27 すぐカッとなる話し方
28 会話、人間関係への影響
29 会話をこわすのは『私の話』
30 会話で疲れる話し方
日常の話し方Z
31 話し方の修練
32 ほめれば心が開く
34 名前が憶えられない
35 理想的な聞き方
36 下手な謝りかた
母と子の会話1
1 ほめてあげて下さいね!
2 言葉には力がある
3 後片付けは大切ですよ
4 教えは興味の刹那をとらえる
5 子供は親を真似る
6 いい子は幸せにならない
7 子どもをしかる時
8 子供の善を掘り出しましょう
9 子どもそれぞれの個性
母と子の会話2
11 それをしたらいけませんよ
12 ニイルの教育
13 やかましい、静かにしなさい



【page topへ】

Copyright (C) SEIWA Kawakami All Rights Reserved /2008 3 26 更新
このホームページに記載された全てのコピー・転載を禁じます。